プロのお仕事
be proud of your job.

仕事についている人は、みんなその道のプロだと私は考えている。
パン屋さんは、パンのプロだし、
プログラマーは、プログラムのプロだし、
お巡りさんは、警察のプロだ。(日本語がおかしい。)
あまりにも当たり前すぎて、この感覚を忘れてしまうときがあるが
いろんな人の力で成り立っているテレビだからこそ、
常に自覚しておきたい感覚だと思う。

 

局常駐のスタッフは、基本的に自由にタクシー移動ができる。
大きな荷物を運ぶときや、うっかり遅刻しそうになったときから、
泊まり明けでヘトヘトな時の小さな贅沢まで、
タクシーチケットさえあれば夢心地なのだ。

ADの頃、なぜかよく会う運転手さんがいた。
彼は、ハイヤーの運転手を辞めてタクシーを運転しているそうだが、
よく道を知ってるだけでなく、ものすごく気配りが素敵な方だった。
大遅刻しそうなとき、ディレクターからの怒りの電話に脅えていたときも

「タクシーが運転下手だったって、言い訳しちゃっていいですよ」

と励ましてくれたり、
久々の帰宅でヘトヘトの深夜タクシーでも

「自宅の前までのルート、分かってますから寝ててくださいね」

と素敵なコトバをかけてくれる。
当たり前だけど、運転するだけが仕事じゃないわけで。

 

プロといえば、ある番組の女性キャスターもプロを心得ている。
画面の前だけ丁寧だったり、素とギャップのある人は少なくないが
この人、普段の時でも会話の受け答えが丁寧なのだ。

打ち合わせ時であっても、
「この前いただいた資料、拝見させていただきましたが...」

オフショットであっても、
「先週のゲストの**さんからお電話頂いたときにだけど...」

CM中でも
「中継先のあの方、キチンとコメントされてて良かったね」

と、要はキチンと敬語が使える。
コトバを伝えるプロなのだが、伝えるだけに仕事は留まらないわけで。
裏方に任せっきりなキャスターやリポーターは意外と多い。
敬語が日常でもきちんと正しく使える姿は、凛として見える。

 

自分の仕事は、キッチリやるのはプロとして当たり前だが、
「このくらいカナ」という妥協は、いい物にはならないのは言うまでもない。
当たり前のことをソツなく当たり前にこなすことを、忘れてやしないだろうか。

かく言う自分もそれがしっかり出来ているのか、というと…どうなんだろう?

(2006/05/06)


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