韓国のテレビ
Summer vacation.

 今更ながらの話なのだが、おかげさまで今年も夏休みをもらう事ができた。
そんな訳で、思い切ってソウルに旅行に行く事に。…まぁ、夏休み直前に
飛行機が押さえられた所がソウルだったという単純な理由だったのですが、
これがなかなか。言語を除けば、ホントに日本と変わりない国でした。

 今回は貧乏旅行(のつもり)でソウル市内のYMCAホテルに宿泊。
しかし、やはりそこはYMCA。見られるテレビは地上波onlyだし、ベッド脇の
ラジオは壊れて聞けないし…
と、なんとも情けないインフラ環境で過ごして
おりました。まぁ、ラジオは移動中のバスの中で聞けからいいのだが。


■韓国のラジオ■

 日本だと、バスの中でラジオを流している事はあまりない。地方の農村部を走る
バスだと、たまにラジオを流しながら運行するバスにお目にかかるが。だが、
ソウル市内のバスではAMラジオ的な番組(たぶん運転手の趣味)が流れていた。
夕方に利用したので、その時間帯しか分からないが、確かカラオケ番組のようなものが
放送されていたと思う。しかも、スタジオで歌わせるのではなく、電話越しに
カラオケを歌わせる
というもの。…まぁ、カラオケが人気なのは分かるが、
何も電話越しで歌わなくても…。しかし、これがまた人気らしく、おばちゃんの他に
若い女の子も歌っていたような気がする。どうやら、韓国では電話でリスナーと
会話するスタイルが、日本以上にポピュラー
らしく、深夜のコンビニで流れていた
ラジオでも学生くらいの女の子が電話で話していたっけ。


■テレビ■

 韓国のテレビは、地上波のみならず衛星放送も充実している。旅行中に
立ち寄った韓国エステでは、脱衣所でスカパーのような衛星放送を流していたっけ。
内容的にも、地上波番組よりも凝った作りのものが多かったような気がする。
 その地上波だが、ソウルではKBS(韓国放送公社)MBC(韓国文化放送)
SBS(ソウル放送),EBS(韓国教育テレビ)が見られた。調べてみると、
プサンなどの地方都市では、日本で言う地方局もあるらしいとのこと。他にも、
韓国版FEN(米国軍用のテレビ)も流れてたのが韓国らしく印象的だった。

 公共放送がKBSとMBCの二局ある(非民間ではあるが、厳密には、NHKの
ような公共放送とはちょっと違う。詳細解説は
ココのは日本と違う点だが、
MBCに関して言うとホントにドラマが多い。ゴールデンの時間帯は
もちろんのこと、夕方にも放送している。韓国人はホントにドラマ好きらしく、
3時ごろに入った食堂では、おばちゃんたちが熱心にドラマに見入っていた。
(そう言えば、今年の秋改編で、テレ朝が韓国ドラマを放送すると
発表してたっけ。)

 一方、朝は主婦向けのクイズ番組をやっていた。さしずめ、はなまるマーケット
"クイズママダス"と柳生宏のクイズハンターを足して二で割ったような。やはり、
基本編成としては主婦層向け番組が多いらしく、そういった意味ではどこの国も
同じなのかもしれない。23時代になると、若者向けの番組が多くなり、スタジオ展開
バラエティをやっていた。韓国でもコメントスーパーを多用した演出がなされていた。
内容的には若い女の子を使ったタウン情報。ワンダフルほど色気を前面に出さず、
地方局でやるような情報番組ってカンジかな?(中京テレビの PSとか)
彼女たちは、屋台のトッポギを食べて喜んでいました。

 全般的に見て、日本ほど演出上の派手さはないにせよ、生活に相当密着している
という実感があった。
如何せん、日本のテレビの過剰演出に馴れてしまったせいか、
なんとなく味気無さが残ってしまうのだが。
とは言ったものの、たかだか二泊三日の
韓国旅行で、ここまで語ることもないか(苦笑)

 ちなみに、帰国後に色々調べてみたところ、韓国ではインターネット放送も盛んらしい。
確かに、"ダイナミック・コリア"と言われ、街中にはネットカフェがいたる所にある程、
パソコンの普及率は日本以上のものである。地上波デジタル放送も、日本に先駆けて
開始されている
とのことで、インフラ面では日本よりも進んでいるようだ。

 総じて言うなら、ソフト的には発展途上の感が否めないとは言え、日本の民放は
韓国メディアに注目している。
一方、ハード面ではどんどん先行している。
韓国のテレビは歴史が浅いとはいえ、両国のクリエイターがお互いの国で
活躍できる日も、そう遠いことではなさそうだ。

 …日本でダメだったら、韓国でテレビを作ろうかな。

(2002/10/13,2003/01/17改)


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