仁義なきニュース戦争
Which is a news program?

 以前に作成したこのコラムが、短時間のウチに状況が変化したのと、
何が原因か飛んでしまったのもあり、結局書き直すことにしました。

 一昔前では、夕方のニュースは18時からが定番だったが、'90年代に
入るあたりで、情報色を強く出した、いわゆる"ワイド番組化"してきた。
いわゆる、"夕方ニュース戦争"である。最終的には、日本テレビが
視聴率でNo.1を獲得する形で落ち着いていた。
(ちなみに、夕方ワイドの
先駆けは、首都圏ではなく、
札幌テレビ『どさんこワイド』からだとか。)

 ・・ところが、2002年度になってから、多きくその流れが変わった。
 5月,6月,7月と、月間平均視聴率でフジテレビがNo.1となった。
しかも、5時代枠(ローカル部分)と6時代枠(全国ネット部分)と
両方での1位を獲得。これは、史上初なのだとか。

 フジテレビでは、7月の上旬に祝勝会を台場のホテルで開催、スタッフは
大いに盛り上がったようである。

 しかし、なぜにそこまで競争が激化していったのか。"戦争"と
揶揄されるだけあって、夕方ワイドには、面白い流れがあった。

 そもそニュースだけで2時間も消費できるわけでもなく、かと言って、
その時間帯、よくテレビを見るF4層(いわゆるオバチャン層。M4は、オヤジ層)
に受け入れられ安い内容にしないといけない。・・例え、報道番組であっても。
 そこで、各局ともあの手この手でネタを展開していったわけである。

第一期
  当時は、自分は関東にいなかったので詳細は分からないが、たしか
 中継モノがあったように思う。
地方局では、未だに残っていたりする。
 ほら、"駅前中継"だとか言ってシロウトを無理矢理テレビに出させたりするアレ。
  ・・往々にして、こういうものは毎日コンスタントに出てくれる人が
 見つかるわけでもなく、オマケにテレビ慣れしている訳でもないので、
 段取りが滅茶苦茶・・な中継が見れたりする。

  そういえば、プラス1(NTV)は関東ローカルなのに、『ズームイン朝!』
 かの如く、地方中継を入れていたっけ。

第二期
   ニュースに加えて、生活情報を加える。"行楽弁当特集"とか、
  "梅雨のカビ・ダニ対策"だとか。要するに、『あるある大辞典』みたいなの。
  調子に乗って、"激安寿司戦争"だとか、"1万人が選ぶラーメンベスト20"とか
  もうニュースらしからぬネタまで特集する。

   それなりに数字が取れるので、各局ともマネしてやるのはいいが、飽和感は
  否めず、次第に視聴者に飽きられる。

第三期
  この辺りから、各局のカラーが見えてくる。一方では、芸能人の結婚話などの、
 芸能情報を入れてみたり、さらに一方では、事件追跡ネタ(東海林のりこが、
 現場リポートをしたたりするようなネタ)
を入れてみたり。多種多様である。
  ・・ん?これって、いわゆる"ワイドショー"じゃないか?
  今では、そこから少々発展し、その日あった事件の特集(簡単なドキュメント)を
 組み込んだりと、小ネタ色から社会派色に、少しづつ様変わりしているようであるが。

 お気づきかと思うが、東京では"夕方のニュース=ワイドショー"
考えてもいいかも。
 では、逆にワイドショーの方はと言うと、未だにゴシップを追いかけている
所もあるが、"はなまるマーケット"のように生活情報オンリーもあれば、
ニュース色の強い"とくダネ!"など、多種多様である。
 どうやら、"ワイドショースタイル"からの脱却を図っているのは、間違い
なさそうである。
(そのせいかどうか知らないが、基本的に"報道セクション"と"ワイドショーセクション"は、
互いにライバル視している。・・ワイドショーの人って、報道出身の人が多いのにね。)

 まぁ、テレビの世界では、"良い番組(ネタ)"は常にマネされるので、
ワイドショーネタが好評(高視聴率)ならば、他局でもマネをするのは、
よくあることである。
 ・・よくあることはいいのだが、気の毒なのは技術クルーの方々かも
しれない。
某局の報道カメラマンの方曰く・・

ニュースがやりたくてここに来たのに、今や狙うモノときたら、
大物政治家スキャンダルが、大物芸能人スキャンダルに、
企業の裏情報が、企業の激安裏情報に
、なっちまったよ。」

・・とのこと。いやはや、ご愁傷様です。

(2002/08/18) <


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