テレビ局に電話してくる人たち |
テレビ局には、毎日いろんな所から電話がかかってくる。
外に取材に出ているスタッフからはもちろん、
タレント事務所や、はたまた企業からの売り込みもある。
それらの電話を取り次ぐのもADの大切な仕事。
新人ADは、スタッフの顔と名前も一致していないウチからやるので、
ときたま、とんでもない人に取り次いでしまうこともある。
...とは言え、ほとんどの電話は、取り次ぐだけなので、
覚えてしまえば電話対応も問題はないのだが、例外がある。
それが、視聴者電話と呼ばれるものだ。
視聴者電話とは、読んで字の如く「視聴者からの電話」のコトなのだが、
たいていは放送中にかかってくる。特に、"食べ物ネタ"・"安売りネタ"は、
紹介した商品やお店への問い合わせが多い。
ときには、放送終了後、1時間経っても電話が鳴りやまない時もある。
しかし、一番厄介なのがクレーム対応である。
間違いの指摘とかなら有り難いのだが、なぜか危険な匂いのする電話が
多いような気がする。例えば...
◎自称・ジャーナリスト電話
政治関係のニュースがあった後に多い。
さも自分は日本のことをよく知っているようなそぶりで話すのが特徴。
でも、レベルは飲み屋で言い争っているオヤジレベル。
頼むから、そう言う話は
官邸のHPにメールするか、国会議員にでも立候補してくれ。・・・テレビ局は、政治家じゃありません。
◎人生相談電話
「疑問に思ったことは何でもテレビ局に聞け」と言わんばかりに、
どうしようもないコトまで訪ねてくる人たち。
「我々にどうしろと?」という内容の物が多いような気がする。例えば、「廃校を利用したレストランはどこですか?」
(その情報だけじゃ調べられないよ!)とか、
「ウチの子どもの学校で、イジメが流行ってるんです。」
(気持ちは分かるけど、どうしろと?)とか、
最近多いのは、「なんで日本はサッカーで負けたんでしょう?」や
「なんで鈴木宗男は議員辞職しないのでしょう?」とか。・・・そんなのお日様しか知りません。
◎電波系電話
別名、"不思議系"電話。
放送中など、戦争のような状態の時にかかってくるとさすがにキレそうになる。
大体こういう電話は、
"何をどうして欲しい"という要素に欠けた電話であることが多い。例えば・・・(実話)
相手:「画面の奥で、なんか光っている物が見えるんです。」
局員:「? スタジオの照明がセットに反射しているだけですねぇ。」
相手:「いや、私には女の人の霊に見えるんです。」
局員:「・・・。」・・・テレビは"何でも屋"ではありません。
ちなみに、電話に上司が直接出ることはないので、
テレビ局に対して真剣にメッセージを送りたいのなら、封書かメールの方が確実。
たまに視聴者メールを熱心に読むプロデューサーの姿を見かけますよ。
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